モノのインターネット、数年後の市場規模は19兆ドル

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「今、私たちが知っているモノの90%は、ここ50年で発見されたモノなのです。2050年までには、1000ドルのコンピューター1台で、全人類の脳を超えるパワーを備えるようになります」

「SF作家William Gibsonは『未来は既にここにある。ただ均等に与えられていないだけだ』と話していましたが、それは真実ではありません。モノのインターネット(Intetnet of Things)は民間部門だけでも、10年以内に14.4兆ドル(日本はこの内5%を占める)もの経済価値を生むでしょう。その中で、最初の成果たる“果実”は、現時点で既に数千億ドル分に達しています」

バンクーバーで開催されたWavefront Wireless Summitにおいて、Cisco CanadaのJim Seifert CTOはそう語りました。同氏によると、モノのインターネットは9つの要素と強い関連性があるとのことです。

1: IPv6の標準化(IPアドレスの更なる提供)
2: クラウド化
3: テクノロジーを通して普及する、一般人と専門家とのコラボレーション
4: アプリの爆発
5: アプリケーションのレイヤーからネットワーク・クラウドのレイヤーへの知識移行
6: ビッグデータと分析手法の発達
7: 高速かつ低料金で、刻々と増え続けるネットワーク容量
8: 豊かになる消費体験
9: ナノテクノロジー


さらに、これら9つの変化はインターネットに4つのフェーズをもたらします。

1: シンプルにネット接続するユーザーの増加
2: オンラインビジネスやネット取引による、ネットワーク経済圏の形成
3: テレプレゼンスやゲームで明らかな“没入型体験”の普及
4: モノのインターネット化


また、Cisco のJohn Chambers CEO(写真上)はCES 2014において「モノのインターネットの市場規模は数年後に19兆ドル(民間部門14.4兆ドル、公共部門4.6兆ドル)へ達する」と語り、Internet of Thingsの先として、Internet of Everythingという概念を提唱しました。その一方で、マッキンゼーは「2025年までに年間14兆ドル〜33兆ドルの経済へ影響を与える」と予測しており、大きな期待感が伺えます。

現在の同領域は、数年先の未来に花開く“種子”が蒔かれている段階ではなく、既に色々な“果実”が実ってきている段階。ますます面白くなっていきそうですね^^

【参照】
・ Cisco CEO at CES 2014: Internet of Things is a $19 trillion opportunity
・ 9 factors creating a ‘perfect storm’ driving the Internet of Things to $14.4 trillion

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