【前編】Dropbox創業者からも資金調達した、iPhone連携ギター Incident Tech’s gTar へ独占インタビュー!

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カリフォルニア州サンタクララに拠点を置くIncident Technologiesは、指板が光るiPhone連携ギターgTarを提供しています。詳細は、下記の記事をチェックしてみてください↓
 
 
さて今回は、Y Combinator発のNYベンチャーOctopartの時と同様、ブログがご縁でIncident Technologiesとメッセージのやり取りが出来たため、主な問答をメモ程度にまとめます。
 
 
 
1: 自らのミッションをどのように考えている?
 
Incident Technologiesは、創造的な音楽・芸術が非常に重要だと信じています。しかし残念ながら、音楽を創り出して奏でるためには、大変な技術力が必要となるため、多くの人々がその挑戦を思い留まらせてきました。
 
私たちの目標は、(スキルレベルに関係なく)音楽を創り出して奏でようとする人々のために、それを容易にする革新的技術と素晴らしいデザインを繋ぎ合わせることです。デザインの視点から考えると、私たちはいつもこう考えていました・・・プロダクトが初心者へ寄り添うように、プロダクトが専門的なユーザーとも一緒に成長できるように!

2: 自分たちの強みをどう認識している?
 
私たちの最大の強みは、ハードウェア・ファームウェア・ソフトウェア・デザイン・コンテンツを掛け合わせることで、パーツの単なる合計よりも大きい存在を、全く異なる次元で創り出せることです。
 
Incident Technologiesのチーム1人ひとりの経験は、かなり異なっています。それぞれの異なる関心を交差させ、何かを創り出そうとするスキルを組み合わせられることについては、我々はかなり良いことだと考えています。

3:どのような指標を重要視している?
 
私たちのプロダクトが成功するために最も重要な指標は、エンゲージメント(どのくらいのお客様が製品を使用しているか)だと思います。アプリや曲へアクセスするためには、gTarのハードウェアを必要としているので、我々はアプリの利用者数についてはあまり心配する必要はありません。
 
売上高は、ビジネスの観点からも非常に重要です。しかし私たちは、優れた製品を提供していくことで顧客を引きつけていけば、売上高は付いてくると考えています。明確に言うと、我々は「ユーザーがアプリへ、平均的にどの程度のログを残しているか?」「1週間にどのくらいの曲数を平均的に演奏しているか?」をチェックしています。これらは、私たちがアプリをより使いやすく、より良い仕事をする必要があるかどうかを理解するのに役立ちます。

4:Incident Technologiesの創業者兼最高経営責任者(CEO)である、Idan Beckのプロフィールを教えてください。
 
Idan BeckはIsraelのTel Avivで生まれ、テクノロジーのキャリアを積み重ねていた両親と共に、5歳の時にアメリカへ移住しました。Idanはとても若い頃から音楽を奏で、ソフトウェアを書いていました。だから、コンピュータで音楽を創り出すことに興味を持ったのは、とても自然な流れです。
 
ギタリストとしてのIdanは、ギター演奏からコンピュータへMIDIノートを転送することに、良い解決策がないことを不満に思いました。だからIdanは、コーネル大学で電気コンピュータ工学を勉強しながら、ギターのネックに指の動きを検出させるため、マルチタッチ技術を使用して実験を始めたのです。Incident TechnologiesはIdanのガレージで創業し、gTar は数多くの実験の後に誕生しました。

5:アントレプレナーシップを試された、思い出深い局面は?
 
私たちは毎日、大きなチャレンジを重ね、大きな問題に対応しています。それらのすべてを克服する方法は、毎日粘り強く、永続的に取り組み続けるしかありません。
 
gTar はIdanのガレージではまだ試作品でしたので、私たちは完成した製品として、市場へこの素晴らしいアイデアを送り込む方法を考え出すのに苦労しました。当初のgTarは、製品としてまだ成立していなかったので、投資家に独自技術や可能性を示すことは困難であった。投資家とのミーティングに多くの歳月を費やしながら、そこから紹介に紹介を重ねてもらい、最終的に現在の投資家たちと出会いました。
 
最も重要なことは、決して諦めないこと。そして、新しいミーティングで見せる製品は、直前のミーティングで見せたそれよりも、必ず改善・向上させていることです。そうした考えがあれば、望んだ条件を全て最終的に成し遂げるでしょう。

 
6:成長のターニングポイントは何でしたか?
 
私たちは非常に若い会社なので、大きな成長の可能性を持っていますし、将来的に達成したいことはまだまだ沢山あります。しかし、これまでのところ、私たちにとって最も重要な瞬間は、Kickstarterで製品を立ち上げた時でした。
 
私たちは急いでgTar を改善させながらも、情報発信は抑えていました。なぜなら、私たちは世の中へ驚きを与えたかったからです。最終的には、Kickstarter のTechCrunch Disrupt でgTarを発表したのですが、メディアからの大きな関心は、顧客の開拓や製品のフィードバックを得る両面で、私たちに多くの機会をもたらしました。
 
※後編は、また後日配信します。(更新しました!下記リンクから確認頂けます↓)
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