航空ロボの3D Robotics!共同創業者は25歳差

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当ブログでは「Build Something!」と題して、アメリカのモノづくりベンチャーを軸に、メイカームーブメントの最新情報を書いていきます。今回まずご紹介するのは、書籍「MAKERS」を読んだ方なら皆さんご存知の3D Robotics(スリー・ディー・ロボティクス)!

 


いや〜、格好いいですね!めっちゃ、ロマンを感じますね!!2009年に創業した3D Roboticsは、ラジコン飛行機製作キットや関連パーツを販売する航空ロボティクスの会社です。例えば「フレームやモーター、エレクトロニクスまわりを含めたキット」を420ドルで提供しています。子供へのプレゼントには高いけれど・・・この価格帯は魅力的ですね!

3D Roboticsの売上は初年度に25万ドルを、2011年に300万ドルを突破しました。2012年には500万ドルを超え、毎年約50%の伸びを続けると共に、初年度から黒字を維持しています。工場はロサンゼルスの貸し倉庫から始まり、現在ではサンディエゴに1万2000平方フィートの敷地を抱えています。さらに、2012年12月には500万ドルの資金調達をしています。

会社設立から僅か4年程のベンチャーですが、NASA、ボンバルディア社、ボーイング社などの大手クライアントを抱えています。支持される理由は、同社のラジコン飛行機が多くの目的に対して有用だからです。無人偵察・監視任務、移住動物のモニタリング、遺跡の検査など、ヘリコプターのチャーターを必要としていた場面に対して、この小さなドローン(自動操縦航空機)は多額のコスト削減に貢献しています。

さらに、同社は「DIY Drones」というラジコン飛行機製作のコミュニティサイトも運営しています。チェックしてみると、最近は警察などでも積極的に導入が進んでいるようですね。こんなのでピザ配達される将来や、「空飛ぶペットロボット」みたいな横展開も考えたら、ワクワクしてきますね^^


3D Roboticsは、若きクリエイターJordi Munoz(26歳)とトップジャーナリストChris Anderson(51歳)による共同設立でした。Jordi Munozは、メキシコの都市・エンセナーダ出身の、英語をうまく話せない若者でした。大学へも進学していません。一体、2人はどのようにして出会ったのでしょうか!?

 


長い間、才能のある人を見つけるための最も一般的な方法は、一流大学や一流企業での交流でした。誰もがそのような場所において、”才能獲得の戦争”があったことを知っていたからです。実際、今でも多くの有名企業は、優秀な人材を確保するため、MBA募集イベントを開催したり、学校・ブローカー・エグゼクティブサーチ会社に頼ったり、LinkedInやmonster.comをチェックしています。

しかし、Jordi MunozとChris Andersonの出会いは、大きく異なっていたのです。彼らはブローカーやLinkedInと繋がっていませんでしたが、代わりにロボット工学への強烈な関心によって繋がったのです。

Chrisは趣味がラジコン飛行機製作だったため、WIRED編集長時代に、他の愛好家たちと情報を共有できるオンラインコミュニティ「DIYdrones」を立ち上げました。 ある日、そのコミュニティでJordiは自ら製作したヘリコプター動画を投稿したのです。それは、任天堂Wiiのヌンチャクから取り出した加速度計で、リモート制御ヘリコプターの操縦装置を製作したものでした。他の愛好家からは、彼のデザインに対して”excellent” “cool”というコメントが数多く寄せられました。

Jordiは当時19歳。ロサンゼルスに引っ越したばかりで、二重国籍だった高校時代の彼女が妊娠&結婚した直後でした。グリーンカードを待つ間、何もすることがないのでヘリコプターで遊んでいたとのこと。。。その時間で、Chrisの投稿に対しても技術的なアドバイスを続けていたのです。

Chrisは彼の貢献に感銘を受け、いくつかのプロジェクトで彼と協力していきます。そしてChrisが起業を決意した時、共同創業者として彼を誘いました。3D Roboticsには現在、製品開発に関わる人が100名弱います。ただ、その内の20名は社員ですが、その他の80名はソフトウェアを開発するボランティアです。Chrisはこう語っています。

「これは、才能ある人材のロングテールです。ウェブは、個人の教育や資格証明書に関係なく、単純に”何ができるか”を人々に示せます。そうすることで、グループを形成し、かつ容易に共同作業を進めることができます…」

 


Jordiは最近、35歳未満のメキシコ・トップイノベーター10に選ばれています。このTR35という栄誉ある賞は、グーグルのSergey BrinやフェイスブックのMark Zuckerbergにも与えられた賞のメキシコ版。TR35メキシコ賞の審査委員長であるJohn Jahasは、「オープンソースによる知識の共有が、空中ロボットのための革新的な技術アプリケーション開発を加速している」とコメントを寄せています。

企業はどこで才能ある人材を探していますか?大企業では、優秀な人材を引き付け、維持するための議論が毎日行われてい​​ます。しかし、ほとんどの場合、”才能獲得の戦争”は辻褄が合いません。ひどく単純化した面接プロセスと時代遅れのブローカーへの依頼は、企業の人材の平凡化にしか繋がらないからです。

才能ある人はどこに働き口を探していますか?自分自身の志向が鮮明であるならば、自分が探す仕事の種類を行っている人々のコミュニティへ行くべきです。そして、その気になるコミュニティで、”貢献”へ注力するといいです。対内的には、それは練習所のような役割を担いますし、対外的には、それは専門オンライングループ(DIY drones)のような役割を担います。それらの環境が存在しない場合は、それらをゼロから創る必要があるでしょう。

最後に、Chrisへの興味深いインタビュー記事(2013/2)を紹介しておきます。
ちょい文調固めですが、こんな感じで書いていきます^^b
ではまた〜:D

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